2012-01-01から1年間の記事一覧
駒場キャンパスの学生向けのお知らせです。 6月11日(月曜)の夕方、駒場キャンパスでヒッグス粒子についてのセミナーを開催します。 ぜひご参加ください。 - 駒場生のための物理オープンセミナー2012 「ヒッグス粒子に迫る」 時刻:6月11日(月曜)、…
少し趣向を変えまして、今回はCERNの中の様子を写真でお見せしたいと思います。まずはこれ。 ビルディング40と呼ばれる建物です。大きなミーティングはほとんどこの建物で行われますので、ある意味CERNの「顔」というべき建物です。円筒状の吹き抜けをぐるっ…
本日(5/26)、ATLASで3fb-1のデータをRecordしました。 ICHEP用の解析では4fb-1は確実に使えるペースです。 5fb-1以上の可能性も見えてきました。
先週末から順調にデータが増えています。 予定より若干遅れていますが、昨日(5/18)、ATLASで2fb-1のデータをRecordしました。
さて前回の復習から入りましょう。 ヒッグス粒子はとても不安定で、生成されてもすぐに他の素粒子へ崩壊してしまいます。さまざまな壊れ方をするのですが、その中でも「ガンマ線2本」へと崩壊する壊れ方はシンプルかつ特徴的なので、一番の注目株となります…
まずは前回の復習からはじめましょう。 CERNには、LHCという加速器があります。これは陽子同士をぶつけることで、高いエネルギー状態を作ることが出来る装置です。衝突点からは普段身近に存在しないような素粒子、例えばヒッグス粒子などが飛び出してくる可…
2011年末、CERNはヒッグス粒子発見か?ということで湧き上がりました。日本でも幾つかのメディアに取り上げられたのでご記憶の方もいらっしゃると思います。 その時の結論は、 「ヒッグス粒子発見の兆候は見えました。でもまだ間違いの可能性が少し残ってい…
みなさんこんにちは。東京大学博士課程2年の佐々木です。この度、お忙しいスタッフの方々に代わって、ヒッグス発見に向けて盛り上がるCERNの様子をみなさまにお伝えする役目を承りました。物理の話から日常の話まで、CERN・ATLAS実験を「身近に」知ってもら…
8TeVエネルギーで4/5から物理解析用のデータ取得を開始して、LHCのメンテナンス等(10日間)でとりあえず今年の第一弾のデータ取得が終了。4/20までで約0.8fb-1のデータです。Z粒子などは昨年と同様のレベルで見えていることは確認できていますが、夏の会議に…
La Thuile会議(イタリア主催)でこれまでのATLASのヒッグス粒子探索の結果を報告してきました。 今週から同じホテル会場で開催されるMoriond(フランス主催)でATLASはヒッグス粒子探索の結果を更新します。Tevatron(CDF,D0実験)も結果を更新するようです。また…