2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

going even further !! ( 1.18TeV , first beam-1 then beam-2 )

11/29 step-0 : Beam-1 時計まわり 周回中 21:49 横軸時間、縦軸 beam energy が表示されているプロットに 450GeV フラットとは異なる場所に点が打たれる。さらに energy の値は伸び続け ... 21:57 1.2TeV のちょっと下 ( 有効数字3つでは値を読み取れない …

LHC is back, and going even further !!

以下、少々長いですが、高エネルギー研究者会議 (... というものがあります) に流した報告のコピーをのせます。 --------------すでに新聞のニュースなどにも書かれていますが、去年の9月の事故以降、復活の準備をしていたLHCがいよいよビームを使った運転を…

今日は beam がこないなぁ ...

毎朝、Run Meeting というものが行われます。土曜日も、日曜日もやります。宇宙線でデータ収集の練習をしていた頃は 20人程度が えらく大きな部屋にちんまりと集まり、なごやかにお話をしていたのですが、10日前位から一気に多くの人 (100人を超えると思う) …

Beam が2本、同時に周回、そして衝突

LHC 加速器チーム ( ... に限りませんが ) は 加速器の状況を反映する重要なパラメーターが表示された画面を通して、実験チームに刻々と変わる状況を伝えてくれています。昔はヴィデオ信号を各実験室に配ってブラウン管にうつし出していましたが、今は WEB …

First 900 GeV Candidate Collision Events

東大素粒子センターの田中(純)です。11月23日の午後、入射エネルギーでの初衝突イベント(候補)を観測しました。 さきほどイベントが一般にも公開されました。 http://atlas.web.cern.ch/Atlas/public/EVTDISPLAY/events.html

Beam-1 (時計まわり) の寿命が8時間(相当)まで伸びた

衝突するからには反対方向に周回するビームが2つ必要です。LHC では Beam-1 / Beam-2 というニックネームで各々が呼ばれており、1が時計まわり、2が その反対です。この convention のルーツは知りません。そして、今朝、聞いたところによると Beam-1 の寿…

LHC,14カ月ぶりに再稼働しました!

東大の横山広美です. 写真:コントロールルームの研究者たち(CERN)LHC加速器が再稼働しました! 午後4時(日本時間21日午前零時)ごろ1秒未満の短い時間ですがビームがLHC加速器の中を周回しました!twitterはこちら http://twitter.com/CERN CERNのウェ…

beam splash 、再び

KEK の石野ですCERN時間 2009/11/20 , 20時33分過ぎアトラスの上流 140m のところに存在する (閉じられた)コリメーターに 4E9 per bunch の陽子が衝突、発生した2次粒子、崩壊した3次粒子が束になってアトラス検出器におそいかかり、こんな様子が見られま…

力って何?

東京大学、秋本です。 突然ですが、力ってなんでしょう?「絵で見て知ってしまおう物理学」第2回目の今回は前回お話しした素粒子、その素粒子どうしに働くの「力」のお話です。素粒子に働く力といっても私達の身の回りでイメージできるような、素粒子がぶつ…

素粒子って何?

東京大学の秋本です。 今回から始めるつもりの「素粒子物理学、ヒッグス粒子、LHC、ATLAS……いろいろ絵で見て知ってしまおう!」な企画ですが、第一回目の今回はまず「素粒子って何?」というお話から始めてみましょう。素粒子とは、物を構成する一番小さい単…