Beam が2本、同時に周回、そして衝突

LHC 加速器チーム ( ... に限りませんが ) は 加速器の状況を反映する重要なパラメーターが表示された画面を通して、実験チームに刻々と変わる状況を伝えてくれています。昔はヴィデオ信号を各実験室に配ってブラウン管にうつし出していましたが、今は WEB での発信もしています。そのスクリーンショットが上の画像です。

青字で I(B1) : 4.66e+09  正時計まわり
赤字で I(B2) : 1.66e+09  反時計まわり

と書かれている数字は、今、それぞれの方向に周回している1ビームバンチが含むプロトン数に相当します。というわけで、今日の午後早い時間に両方のリングで同時に陽子が周回を始めました。

そして、
http://press.web.cern.ch/press/PressReleases/Releases2009/PR17.09E.html

ATLAS での Event Display へのリンクも既に投稿されていますね。

( KEK 石野 )