Beam-1 (時計まわり) の寿命が8時間(相当)まで伸びた

衝突するからには反対方向に周回するビームが2つ必要です。LHC では Beam-1 / Beam-2 というニックネームで各々が呼ばれており、1が時計まわり、2が その反対です。この convention のルーツは知りません。

そして、今朝、聞いたところによると Beam-1 の寿命が既に8時間(相当)まで伸びたそうで驚きました。去年は2日目の夜に自分で書いた記事を見返してみると数百周 「も」周回したと書いているので、えらく進化のスピードが早い様子。このままどんどん High-Energy での衝突に向かって進歩して欲しいところです。

ちょっと計算、8時間ビームがまわるということは ...

8h x 3.6k sec x 11kHz = 317M turns
317M turns x 27km = 8.6E12 m なんだかよくわからない
地球1周4万km でしたっけ ? 4E7 メートル

8.6E12 / 4E7 = 2.1 E5 、地球を20万周するということか ... やっぱりよくわからない ( 計算間違い無いかしら ? )
まぁ、とにかく長生き。 excellent !!

石野 (KEK)